NPO法人 プライメイト・アゴラ

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Pollinosis アレルギーモデル

花粉症などのアレルギー疾患罹患率は、特に先進諸国で増加しており、人々の健康へのダメージだけでなく経済活動にも影響を及ぼしています。
私たちはこれまでに、ヒトに近いマカクザルのアレルギーモデル(I型, III型, IV型)を確立し、その応用研究を展開してきました。
●即時反応(I-型)モデル---花粉症など
●アルサス反応(III-型)モデル---糸球体腎炎など
●遅延型過敏症(IV-型)モデル---ツベルクリン反応など
--------それぞれのモデル作製が可能です。

受託・支援項目
I-型アレルギーモデル

マカクザル花粉症モデル

私たちは、花粉症を自然発症したニホンザルについて調べ、高感度血中スギ花粉抗原特異的IgE測定法を確立しております。
さらに実験的サル花粉症モデルを作製してきました。
花粉症モデル:マカクザルにスギ花粉抗原を皮下投与して感作します。血中のスギ花粉特異的IgEを定量し、抗体価の高い個体を選別します。モデルバリデーションや花粉症薬の薬効評価は、鼻腔内にスプレーした花粉抗原への反応でみることができます。
ヒトの花粉症と同じように鼻閉(鼻粘膜浮腫)や鼻汁分泌が観察されます。

 

関連業績

論文・出版物
中村伸. (2009) サルにも花粉症はあるの? 新しい霊長類学-人を深く知るための100問100答.(京都大学霊長類研究所編, 講談社ブルーバックス B-1661 ). pp238-243.

中村伸. (2007) ニホンザルのアレルギーに学ぶこと,喘息 . 20 26-31.

中村伸. (2006) サルのアレルギーモデルの特徴,アレルギー・免疫. 1364-1373.

Imamura T, Kaneda H, Nakamura S. (2002) New functions of neutrophils in the arthus reaction: expression of tissue factor, the clotting initiator, and fibrinolysis by elastase.Lab Invest. 82:1287-1295.

Imamura T, Iyama K, Takeya M, Kambara T, Nakamura S. (1993) Role of macrophage tissue factor in the development of the delayed hypersensitivity reaction in monkey skin. Cell Immunol. Dec;152(2):614-22.

 

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